納品事例:010 広島県広島市 府中未来工芸様 節句に関する商品の納品

今の時期、節句のお祝い商品の製造がピークを迎えております

3月3日のひな祭り、5月5日のこどもの日。

子供の健やかな成長を祈る節句にまつわる商品のOEMがピークを迎えております。

会社によって希望の木材は違いますが、今回はお人形さんたちと一緒に飾る名前旗の旗立台の発注を頂き現場でせっせと作っております。

材質はヒバを採用しています。

比較的色が白く木目が目立たず主役の邪魔をしないのとヒノキの仲間で独特の匂いがあります。防虫、抗菌効果があること、耐久性と硬度が高く表札に使えば魔除けにもなるとも言われています。

確かにヒバ材を多く加工している日は工場の中に独特の香りが立ち込めます。

去年も同じものを依頼いただきましたが今回は改良ということで柱部分と台座部分の接合をダボ仕様に変更となりました。

つなぐもの両方に丸い穴をあけダボと言われる短い棒を差し込んでつなげます

縁起物ということで納期が遅れるということがあってはいけないと言われます。販売店さんはそう言った細かい配慮をされてすごいなと思いました。

余談ですが、ライフスタイルも時代とともに変わり昔ほど節句などの慣習を重視しなくなる傾向にあると思いますが、納品先の未来工芸さんが「伝統を引き継いでいく義務がある」という感じのことを何気なく言われたのが印象的でした。

こういった文化慣習を通して子供は親の愛を肌で感じ健やかに育ち親子の絆を深めることになるんだなと、そういうことが大事なんだなと感じました。