納品事例:22 大阪府大阪市 株式会社タイキ様に別注の経本ケースを納品しました

大阪府大阪市 株式会社タイキ様に別注の経本ケースを納品しました

大阪府大阪市 株式会社タイキ様に別注の経本ケースを納品しました。

お寺さんなどで使われるお経本の制作やその他寺社関係製品の販売をされている株式会社タイキ様に別注のお経本ケースを納品しました。

いつもはずり板式(お経本10冊×5列が乗るずり板を作ってそのずり板で出し入れする式)と引出し式(一段にお経本2冊×5列が入る引出し×5段のもの)がレギュラーの式としてそのどちらかから選んで頂いているのですが、今回は縦に2段、横に3列、系6区画の仕切りを付けたものをという依頼でした。

縦と横同時に仕切り板が入れられるのかというところが検討要素でした。

今までもイレギュラーな式のものは対応してきましたが、この区画のものは初めてで、縦横に仕切りがつけられるものなのか?というところが検討要素でした。

仕切り板は10㎜厚のものを使い、重さがかかり強度が必要な方向を検討しt、横に渡すものに裏表に溝をつき、そこに縦の仕切りを差し込む形で仕切りを入れながら本体の側板なども同時に組み立てていくという方式で製作しました。といっても仕切りの板の厚みは10㎜しかないので、溝の深さにも十分留意しつつの部材加工でした。

経本のサイズを取り出すのにちょうどいい余白スペースもしっかり計算

今回の式ではずり板は作らない方向だったので直接経本を手でもって引き出す形になります。それに際して経本の実寸から何センチ伸びを見たらいいのかというのも、打ち合わせの中で問題になりました。材料の取りがってのこともあり始めは実寸+3センチという話でしたが少し狭めて、それでも取り出しにくくないように仕切り板に切り込みを入れるという提案をして、それが採用されました。

この仕切りに切り込みを入れるというのは弊社のオリジナル商品のデスクトップシリーズの中のファイルスタンドにも採用されています。

そのような感じで寸法や仕様を打ち合わせを重ねて確定したら実際図面を書いてそれを元に材料を発注して製作を進めていきます。

別注の商品は毎回最初で最後の制作で組立時もドキドキします

入念に打ち合わせを重ねて図面も何度も確認して進めますが、やはり跳び箱の制作のようになれた作業ではないので確認に次ぐ確認をしながら作業を進めます。

それで予定通りのものが出来上がって依頼主様にも満足していただけたら、今回の様な別注のものづくりもやりがいになるし、次はどんな依頼があるかなと楽しみになったりします。

桐製品、その他樹種での木工製作(ロット品、別注品どちらも対応致します)のご依頼などはお問い合わせファームからお気軽にお問い合わせくださいませ。