納品事例:14 大阪府大阪市 昇陽高校様 お菓子売り場什器(跳び箱型) その②

ざっくりとした図面が出来てそこから細かい仕様を決めていきます。

箱の組み方、底板の入れ方、スタッキングの仕様などです。

今回は什器として上の段より前に出たスペースにお菓子が乗る必要があるので底板を段の下部に付けたらお菓子が箱の中に納まる形になるのでそれではだめなので必然的に箱の上部に底板を付けることになりました。

そして通常の小物入れは四角い箱を組み上げて機械で傾斜を削り出すイメージですが、今回は必要な傾斜角度が急なため箱の組み上げ段階で1段ずつ傾斜を付けていくことに決まりました。

組み方としてはほぞ組、アリ組、ロッキング、トメ組、カギ組など色々ありますが、今回は材料を45度に切って90度の角を組んでいくトメ組で傾斜を付けて組んでいくことに決まりました。トメ組で側板に傾斜を付けて組むことは初めての試みで側板に角度を付けて組んでみて試作を何度かしてみました。

この組み方、仕様を採用したことによって箱をひっくり返した時に下の箱の中に上の箱がすっぽり入るようになり、しまう時にコンパクトに収納できるようになりました。

そこから四方に手を掛けるとこを繰って数字をステンシルで入れて完成しました。

実際完成してみるとイメージ通りのものに仕上がり、マットを被せて先方に写真を送ってみると大変喜んで頂けて、納品後も生徒さんにも好評で色々工夫しながらお菓子を陳列した写真を頂いてます。

 

今回の跳び箱型の什器は初めての試みで完成までちゃんと満足していただけるかか不安でしたが頭を寄せて話し合い、満足していただけるモノ作りが出来てよかったと思います。

 

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