新しい作業に挑戦する月間実施しています
新しい作業に挑戦する月間実施しています。
入ってすぐの登竜門的な作業はTOBICOBACOシリーズのマットの縫製から
がっつり子育て世代、子育てが一息ついた世代、問わず女性の従業員さんが多い豊田産業ですが、この2年で入ってくれた方も漏れずに女性です。
男女で線引きをするわけではないですが、経験もない木工の世界に飛び込んですぐに現場に就いてもらうのは本人も、会社としても不安があるところ。
なので、まずは木くずが舞いコンプレッサーの音が響く現場ではなく、静かで空調のきいた別の部屋でTOBICOBACOシリーズ全般のマット部分の縫製を身に着けてもらっています。
簡単なマニュアルは作ってあるので、それを見ながら基本は口頭で丁寧に教えてきます。一番よく出る小物入れから始まり、B6、B5とサイズアップしていき最終的におもちゃ箱の縫製にたどり着きます。
おもちゃ箱の縫製が最終関門
今年入ってくれたTさんも小物入れの縫製を手取り足取り教えて一人で裁断から最後まで出来るようになってきたのでおもちゃ箱の縫製に挑戦してみようという話になりました。
小物入れの縫製は2Dで割と単純な仕様ですが、おもちゃ箱の縫製は3Dで1か所に待ち針を3本ほど使ったりなんせ複雑な構造になっています。
始めは私が説明をしながら見本を2枚ほど縫って、その後速度を落として本人に縫ってもらいました。始めは順調にうまく縫えてましたがやはりタックが入ってしまったり、ほつれが出てしまったりで始めなので厳しめに検品をしてほぼほぼ縫い直しということになりました。
本人も小物入れの縫製とは全く別物でとても難しいと言われていました。
私も今でこそすいすい縫えるようになっていますが、それまでに何回没にしたか分かりません。それほどおもちゃ箱の縫製って難しいんです。でもその作業の成功率が上がってくればそこにやりがいも見えてくると思うのでTさんには引き続き縫製の腕を磨いてほしいと思います。
仕上げ、検品から組立作業にステップアップ
去年入社のWさんもこの一年跳び箱のマットの縫製から始まり現場補助、主に製品の仕上げ、検品などを主にしてもらっていましたが、この度一つステップアップということで組立作業に挑戦しています。
組立作業と言っても様々な製品の組み立てがありますが、導入として一番シンプルなトメ組からスタートしています。ボンドの量とか、組み立てた後の輪ゴムで固定する作業など初めてのことばかりで手探り状態ですが、指導してくれる人のアドバイスを聞きながら、少しずつ作業されていました。
その他にも新しい作業を担当者に聞きながら引継ぎを受ける姿が見られます
その他にも現場が全体的に落ち着く今の時期だからこそ、少し手が空きそうなタイミングで現行の担当者と作業内容の共有をする姿が見られます。
こうやってみんなが自分の作業の幅を増やすことで、その人しかできない作業が減っていけば会社全体のボトルネックが無くなっていくと思うし、何より自分の成長が身をもって感じられることは働く事へのモチベーションアップにつながると思います。
更に言えば自分がいないと進まない仕事が無くなればみんな仕事を休むことへの抵抗もなくなり働き方改革にもなると思っています。